レクイエム
lyric+music サンペイシュンスケ
誰も知らないこの世の果ての果ての小さな庭で
ゆらゆらゆらゆら花はゆれる
七色の光を浴びて

赤でも緑でもない見たこともない新しい色の鳥が
ゆらゆらゆらゆら空を舞い祝福のうたをうたう

嘘みたいなそんな世界に今なら行けるかな
消せないその笑顔も忘れてしまいそうなんだ
聞こえる?
今もまだそこに居るなら手をのばしてよ

ある日ひとつの長い夢が終わって 大地は死んでも
ゆらゆらゆらゆら花はゆれる
いつかの朝と同じように

祈るなら未来を閉ざして どこにでも行けるように
失くしたことさえも消えてなくなるから
ねぇ聞こえる?
きみがいないならこんな世界もういらない

もう二度と夜は明けないとして
もう二度と朝は来ないとして
ねえそれでいい?それでいいの?
問いかけてみたって答えもなくて
どうしようもない暗闇の中 目は閉じても開いても変わんなくて
ねえ 違う 違う 違うんだよ
もう見えない?見えない?見えない?見えないの?
ねぇ嘘だろう?

ここを照らして この目に光を戻して
誰か聞こえる?誰もいないの?
いないの
嫌だよ 嫌だよ 聞きたくないよ ありえない
消えたくないよ 消えたくないよ もう嫌だ

言葉 祈り 夢 幻も 願いも 愛も
鮮やかに空を舞う鳥も
七色の光浴びてゆらりゆらりゆれるあの花も
もう見えない 見えない 見えない 見えないよ

ああ 忘れてしまえればいいよなんて
消えてしまえればいいよなんて
ねえ思えたかい 気の迷いじゃないの?
知らない 知らない 知らないよ
ねえいつかは消えてしまうと知って
消えてしまうならいいやなんて
ねえ思えたかい 思えるはずないよ
会いたい 会いたい 会いたい 会いたいなあ

(眠れ 深い痛みの上 淡い光とともに また始まる時まで)

ゆらゆらゆらゆら花はゆれる 降りそそぐ光の中で

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